ウクライナ東部とうぶ 約やく1万人まんにんが退避たいひできず 各地かくちで反攻はんこうも

　ウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅうの要衝ようしょう・セベロドネツクでロシア軍ぐんの攻撃こうげきが激はげしさを増ますなか、民間人みんかんじんおよそ1万人まんにんが退避たいひできなくなっています。
　セベロドネツクの市長しちょうは9日ここのか、「今いまもおよそ1万人まんにんの民間人みんかんじんが市内しないにとどまっていて、退避たいひさせるのは難むずかしい状況じょうきょうだ」と明あきらかにしました。
　セベロドネツクでは激はげしい市街戦しがいせんが繰くり広ひろげられていますが、ルハンシク州しゅうのハイダイ知事ちじは「ロシア軍ぐんの損失そんしつはウクライナ側がわの損失そんしつをはるかに上回うわまわっている」と述のべ、戦果せんかを強調きょうちょうしました。
　一方いっぽう、ロイター通信つうしんによりますと、ウクライナ国防省こくぼうしょうはロシア軍ぐんが制圧せいあつを宣言せんげんしている南部なんぶへルソン州しゅうの一部地域いちぶちいきを奪還だっかんしたと発表はっぴょうしました。
　ゼレンスキー大統領だいとうりょうは9日ここのかに公開こうかいした動画どうがで、北東部ほくとうぶハルキウ州しゅうなどでも善戦ぜんせんしているとし、「我われわれ々の国土こくどを解放かいほうしている」と語かたりました。

ソース：NHK ニュース