日本の岩手県一関市で、10月13日、少し変わった体験会が開かれた。参加したのは、医療や福祉の仕事をする人たちだ。彼らは実際に棺に入り、自分の死について考えた。
この体験会は、常堅寺というお寺で開かれた。「てあわせ」という団体が企画し、死について考えることで、これからの生き方を見つめ直すことを目的としている。
参加者は二つのグループに分かれた。一方は亡くなった人の役をし、もう一方は家族の役をした。服を着替えさせたり、棺に入れたりする流れも体験した。その後、参加者は自分で棺に入り、ふたが閉じられると、暗い中でしばらく過ごした。
毎日、高齢者や病気の人を支えている参加者にとって、この体験は特別な時間になった。死を身近に感じることで、患者やその家族の気持ちを、今までとは違う立場から考えることができるからだ。
死について考えるのは怖いかもしれない。しかし、この体験は、今生きていることの大切さに気づき、毎日をよりよく過ごすきっかけになるのではないだろうか。