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物
もの
※一※ (名)
〔形のある物体を初めとして, 広く人間が知覚し思考し得る対象の一切を意味する。
こと(事)
が時間的に生起・消滅する現象を表すのに対して,
もの
はその現象を担う不変な実体を想定して用いる語である〕
※一※
※二※
〔英 thing; (ドイツ) Ding〕
(ア)感知し得るさまざまな属性の統一的担い手としてのまとまりをもった空間的・時間的対象。 狭義には, このもの・あのものと指し示し得る
机
家
など外界に存在する感覚的個物をいうが, 広義には思考の対象となり, 命題の主語となり得るすべて, 例えば心や価値などの非感覚的存在をも含めていう。 (イ)人格としては関係しない対象を「ひと」に対して「もの」という。
※三※種々の語の下に付いて複合語をつくる。
※四※(形式名詞)
※二※ (接頭)
形容詞・形容動詞・動詞に付いて, 何とはなしに, また, どことなくそのような状態である, の意を表す。
~があ・る
強い断定を表す。
~が無・い
~が分か・る
物事の道理や人情の機微がよくわかっている。
~ともせず
障害を無視して立ち向かうさま。
~ならず
たいした事ではない。 問題ではない。
~にする
~にな・る
~に似ず
他にくらべるものがなく。 たとえようがなく。
~の上手(ジヨウズ)
ある技芸に秀でている人。
~の序(ツイ)で
事のついで。
~の弾(ハズ)み
ちょっとしたその場のいきがかり。 ことの勢い。
~の見事に
まことにあざやかに。 実に見事に。
~は言いよう
同じことでも, 言い方によって相手の受け取り方が違う。 話し方が悪いと, まとまるべき話もまとまらない場合などにいう。
~は考えよう
同じことでも, 考え方によって良くも悪くも解釈できるものだ。
~は相談
~は試(タメ)し
何事も実際にやってみなければ, 成否はわからないのだから, とにかく試みてみるのがよい。
~は使いよう
物は使い方次第で, 役に立ったり, そのよさが失われたりするものだ。
~も言いようで角(カド)が立つ
言葉次第で, さほどでもないことが不快に聞こえて, 人の感情をそこなう。
~も覚えず
~を言・う
~を言わせる
効力を存分に発揮させる。
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者
もの
〔
もの(物)
と同源〕
人。 古来, 単独で用いられることはごくまれで, 多く連体修飾語を伴って用いられる。
〔
人
に比べて卑下したり軽視したりするような場合に用いられることが多い〕
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もの
もの
〔形式名詞
もの
から〕
※一※ (終助)
活用語の終止形に付く。
※二※ (接助)
活用語の終止形に付く。
〔
もの(物)
の形式名詞的用法の一つとして, 活用語の連体形を受けて文を終止し, 感動の気持ちを表すということはすでに上代からあり, これから終助詞的用法が生まれたのであるが, それは近世以降のことである〕
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