〔動詞

あおぐ

の連用形から〕

あおいで涼をとるための道具。 竹や木を骨にして一端に軸を通して要(カナメ)とし, それに紙を張り折り畳めるようにしたもの。 檜扇(ヒオウギ)とともに平安前期日本で考案された。 装身・儀礼用の道具, 舞踊の具ともする。 せんす。 末広。

~をかざす

﹝季﹞夏。 《老けりな~づかいの小ぜはしき/一茶》

ヒノキなどの薄板をとじて{

}の形に作った礼装用の道具。 檜扇(ヒオウギ)。

家紋の一。 {

}を図案化したもの。

とこしへに夏冬行けや裘(カワゴロモ)~放たぬ山に住む人/万葉 1682

~忌々(ユユ)し
〔班婕妤(ハンシヨウヨ)の故事から〕
扇は男女の仲にとって不吉である, の意にいう。
→ 秋の扇
~を請(ウ)・く
芸事で, 伝授の印として, その流儀の扇を授けられる。

能は小畠の~・け/浮世草子・永代蔵2

~を鳴ら・す

扇を打ち鳴らして案内を求める。

戸口によりて~・し給へば/源氏(総角)


扇で歌の拍子をとる。

或はうそをふき, ~・しなどするに/竹取

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