スエズ運河うんがの座礁船ざしょうせん　エジプト当局とうきょくが調査開始ちょうさかいし

　エジプトのスエズ運河うんがで貨物船かもつせんが1週間近しゅうかんちかく座礁ざしょうした問題もんだいで、エジプト当局とうきょくが調査ちょうさを始はじめました。座礁ざしょうの原因げんいんや責任せきにんの所在しょざいが焦点しょうてんです。
　地元じもとメディアは31日にち、貨物船かもつせん「エバーギブン」の調査ちょうさが始はじまったと報ほうじました。
　調査ちょうさチームを率ひきいるスエズ運河庁顧問うんがちょうこもんのシェイシャ氏しは、船ふねの機器ききに問題もんだいがなかったか確認かくにんするとともに事故前後じこぜんごのすべての記録きろくを収集しゅうしゅうすると述のべました。
　調査ちょうさチームはブラックボックスを提出ていしゅつするよう要請ようせいしたものの返答へんとうはまだなく、協力きょうりょくが得えられなければ船ふねを差さし押おさえるとしています。
　また、シェイシャ氏しは「一般的いっぱんてきな船主せんしゅと運航会社うんこうがいしゃの契約けいやくでは、期間中きかんちゅうの事故じこの責任せきにんは全面的ぜんめんてきに運航会社うんこうかいしゃが負おうことになる」とも語かたっています。

ソース：NHK ニュース