心 的日语查询结果
心
うら
〔表に対する裏, 外面に現れない内部の意〕
(1)こころ。 心のうち。
→ うらも無し
(2)形容詞・動詞の上に付いて, 複合語をつくり, 心の中で, 心から, などの意を表す。
「~さびし」「~がなし」「~まつ」
~も無・し
(1)心のへだてがない。
「~・くなつかしきものから, うち解けて/源氏(若菜上)」
(2)無心だ。 屈託がない。
「夜も~・ううちふして寝入りたるほどに/蜻蛉(下)」
(3)無遠慮である。
「~・くたはぶるれば/蜻蛉(中)」
日语词典
心
こころ
❶人間の体の中にあって, 広く精神活動をつかさどるもとになると考えられるもの。
(1)人間の精神活動を知・情・意に分けた時, 知を除いた情・意をつかさどる能力。 喜怒哀楽・快不快・美醜・善悪などを判断し, その人の人格を決定すると考えられるもの。
「~の広い人」「~の支えとなる人」「豊かな~」「~なき木石」
(2)気持ち。 また, その状態。 感情。
「重い~」「~が通じる」
(3)思慮分別。 判断力。
「~ある人」
(4)相手を思いやる気持ち。 また, 誠意。
「母の~のこもった弁当」「規則一点張りで~が感じられない」
(5)本当の気持ち。 表面には出さない思い。 本心。
「~からありがたいと思った」「笑っていても~では泣いていた」
(6)芸術的な興趣を解する感性。
「絵~」
(7)人に背こうとする気持ち。 二心。
「人言(ヒトゴト)を繁みこちたみ逢はざりき~あるごとな思ひ我が背子/万葉 538」
❷物事の奥底にある事柄。
(1)深く考え, 味わって初めて分かる, 物の本質。 神髄。
「茶の~」
(2)事の事情。 内情。 わけ。
「目見合はせ, 笑ひなどして~知らぬ人に心得ず思はする事/徒然 78」
(3)言葉・歌・文などの意味・内容。
「文字二つ落ちてあやふし, ことの~たがひてもあるかなと見えしは/紫式部日記」
(4)事柄の訳・根拠などの説明。 また謎(ナゾ)で, 答えの説明。
「九月の草花とかけて, 隣の踊りととく, ~は, 菊(聞く)ばかりだ」
❸
(1)心臓。 胸。
「別れし来れば肝向かふ~を痛み/万葉 135」
(2)(「池の心」の形で)中心。 底。
「池の~広くしなして/源氏(桐壺)」
(3)書名(別項参照)。
~合わざれば肝胆(カンタン)も楚越(ソエツ)の如(ゴト)し
〔荘子(徳充府)〕
最も近い間柄の人でも, 気が合わないと疎遠な他人と同じである。
~入(イ)・る
心が引きつけられる。 夢中になる。
「そのうつくしみに~・り給ひて/源氏(末摘花)」
~内(ウチ)にあれば色(イロ)外(ソト)にあらわる
⇒ 思い内にあれば色外にあらわる(「思い」の句項目)
~後(オク)・る
(1)心の働きが劣る。
「うちをば思ひよらぬぞ~・れたりける/堤中納言(逢坂)」
(2)気後れする。
「あやしう, ~・れても進み出でつる涙かな/源氏(梅枝)」
~重・し
思慮深い。 慎重だ。
「世の中に~・くづしやかに思はれ給ひつる人の/宇津保(国譲中)」
~及・ぶ
(1)想像がつく。
「これこそ翁らが~・ばざるにや/大鏡(道長)」
(2)気が付く。 気持ちが行き届く。
「心の及ばむに従ひては, 何事も後見きこえむ/源氏(澪標)」
~が痛・む
すまないという気持ちで苦しくなる。
~が動・く
(1)そうしたいという気が起こる。
(2)気持ちが平静でなくなる。
~が通(カヨ)・う
互いの気持ちが通じ合う。 心が通じる。
~が騒・ぐ
心配や不吉な予感などのため, 心が落ち着かない。
~が弾(ハズ)・む
楽しい期待で気持ちがうきうきする。
~が晴・れる
心配事や疑念が解決して, こだわっていた気持ちが消える。
~が乱・れる
あれこれ思いわずらい, 平静でなくなる。
~利(キ)・く
気がきく。 才覚がある。
~ここに有(ア)らず
〔大学〕
他の事に心を奪われていて, 眼前のことに心を集中できない。 心ここにあらざれば視(ミ)れども見えず。
「~という有り様でそわそわしている」
~知・る
(1)事情・訳などを知っている。
「~・らぬ人々は, …ととがめあへり/源氏(末摘花)」
(2)情趣を解する。
「~・らむ人に, などこそ聞え侍りしか/源氏(紅梅)」
~好・く
風流を好む心がある。
「すぐれて~・き給へる人にて, つねは吉野山をこひ/平家 1」
~付(ツ)・く
※一※〔「付く」は四段〕
(1)そういう心になる。
「かの大臣のかたざまは思ひのく~・きなむ/寝覚 3」
(2)物心がつく。 分別がつく。
「彼の者~・きて, 父は何処にやらんと尋ね候ふべきなれば/義経記 5」
※二※〔「付く」は下二段〕
(1)好意を寄せる。 関心を持つ。
「まま母の御あたりをば~・けてゆかしく思ひて/源氏(若菜下)」
(2)気付かせる。 注意させる。
「若き人に見習はせて~・けんためなり/徒然 184」
~解(ト)・く
警戒心が薄れる。 うち解ける。
「人離れたる所に~・けて寝ぬるものか/源氏(夕顔)」
~に浮か・ぶ
考えつく。 思い浮かぶ。
~に懸(カ)か・る
気がかりに思う。 気にかかる。
~に懸(カ)・ける
心にとめる。 気にかける。 心配する。
~に適(カナ)・う
望んでいたことにうまく当てはまる。
~に刻・む
深く心にとどめる。
~に染(ソ)まぬ
自分の気持ちに合わない。
~に染(ソ)・む
気に入る。 意にかなう。
「~・まぬ妻定め, 左右なう引くべき様はなし/浄瑠璃・国性爺合戦」
~に付(ツ)・く
※一※〔「付く」は四段〕
気にいる。
「~・かば, 速やかに取れ/今昔25」
※二※〔「付く」は下二段〕
関心を持つ。 心にかける。
「おもしろき家造り好むが, この宮の木立を~・けて/源氏(蓬生)」
~に留(ト)・める
いつも意識し, 忘れないでおく。 心にかける。
~に残・る
感動がのちのちまで続く。
「~・る名画」
~に任(マカ)・せる
(1)自分の思うままにする。
(2)思い通りになる。
「~・せぬ恋の道」
~にもな・い
本気でそう思っている訳ではない。 自分の本心とは違う。
「~・いお世辞をいう」
~の欲する所に従えども矩(ノリ)を踰(コ)えず
〔論語(為政)〕
自分の思うがままに行なっても, 正道から外れない。 孔子七〇歳の心境を述べたもの。
→ 従心
~広く体(タイ)胖(ユタカ)なり
〔大学〕
心にやましいことがなければそれが形にも表れて, 心身ともにのびやかである。
~を合わ・せる
(1)同じ目的に向かって心を一つにする。
(2)示し合わせる。 共謀する。
「こなたかなた~・せてはしたなめ煩はせ給ふ時も多かり/源氏(桐壺)」
~を致(イタ)・す
心を尽くす。 心をこめる。
「食を断ちて~・して願ふ所を祈請す/今昔 7」
~を痛・める
あれこれと心配する。 心を悩ます。
~を一(イツ)にする
多くの人が考えを一つにする。 心を合わせる。
「~して困難にあたる」
~を入れ替・える
今までのことを反省し, 考えや態度を改める。
~を打・つ
深い感銘を与える。
~を奪(ウバ)・う
強く心を引き付ける。 夢中にさせる。
~を置・く
(1)心配・未練などの気持ちが残る。
「幼子に~・いて出かける」
(2)うちとけない。 遠慮する。
「我に心置き, ひきつくろへるさまに見ゆるこそ/徒然 37」
(3)用心する。 警戒する。
「後の巡査に聞えやせんと, ~・きて振返れる/夜行巡査(鏡花)」
~を起こ・す
(1)心を奮い立たせる。 元気を出す。
「~・して御湯などをも御覧じ入るるつまとやなる/寝覚 5」
(2)信仰心を起こす。 発心(ホツシン)する。
「~・してたしかに一部を書写し畢(オワ)りて/今昔 6」
~を躍(オド)ら・せる
気持ちをたかぶらせる。
~を鬼(オニ)にする
気の毒に思いながら, その人のためを思ってやむなく厳しくする。
「~して破門する」
~を傾(カタム)・ける
一つのことに精神を集中する。
~を砕・く
(1)いろいろと力を尽くす。 苦心する。
「~・いておもてなしをする」
(2)心配する。
「人知れぬ~・き給ふ人ぞ/源氏(須磨)」
~を配・る
周囲の人や物事に注意を払う。 配慮する。
~を汲(ク)・む
相手の気持ちを思いやる。
~を籠(コ)・める
思いを託す。 真心をこめる。
「~・めた贈り物」
~を掴(ツカ)・む
「心を捉(トラ)える」に同じ。
「聴衆の~・む演説」
~を尽く・す
(1)精魂を傾ける。 できる限りのことをする。
(2)神経をすりへらす。
「海山の道に~・し/竹取」
~を留(ト)・める
(1)注意する。 気を付ける。
(2)愛着を感じる。 心を寄せる。
~を捉(トラ)・える
人の気持ちをつかんで離さないようにする。 心をつかむ。
「読者の~・える表現」
~を取・る
取り入る。 人の機嫌をとる。
「山門・南都・園城寺の衆徒の~・り/太平記 8」
~を引・く
(1)関心・興味を引く。
「墨絵に~・かれる」
(2)それとなく相手の気持ちをためす。 気を引く。
~を開・く
うちとける。 隠し立てをしないで, 本当の気持ちを話す。
~を用(モチ)・いる
気をくばる。 注意する。
~を以(モツ)て心に伝(ツタ)・う
「以心伝心(イシンデンシン)」を訓読みした語。
「拈花(ネンゲ)瞬目の妙旨を~・へたり/太平記24」
~を破(ヤブ)・る
人の機嫌を損ねる。
「~・らじとて, 祖母おとどいであふ/源氏(玉鬘)」
~を遣(ヤ)・る
(1)思いをはせる。 遠くの人や物を思う。
(2)憂さを晴らす。 心を慰める。
「酒飲みて~・るにあにしかめやも/万葉 346」
(3)思う存分にする。 満足する。
「おのがじし~・りて人をば貶(オト)しめ/源氏(帚木)」
~を許(ユル)・す
信頼して, 警戒心をもたないで相手に接する。 また, うちとける。
「~・した友人」
~を寄・せる
(1)好意をいだく。
「ひそかに~・せる」
(2)傾倒する。 熱中する。
日语词典
心
しん
(1)こころ。 精神。
「~・技・体」
(2)心のそこ。 本心。
「~から納得する」「~は素直な子だ」
(3)物の中央。 中心。 多く「芯」の字が用いられる。 (ア)物の中心にある硬い部分。 「鉛筆の~」(イ)飯粒などの煮え切らない硬い部分。 「ごはんに~がある」(ウ)物の中心部。 「体の~まで暖まる」「バットの~で打つ」(エ)衣服の襟・帯などの中に入れて形が崩れないようにするための布。
→ 芯
(4)〔仏〕(ア)対象を捉え, 思惟するはたらきをもつもの。 主観。 精神。
⇔ 色
(イ)「心王(シンノウ)」に同じ。
(5)心の臓。 心臓。
(6)二十八宿の一。 東方の星宿。 蠍(サソリ)座のアンタレスほか二星をいう。 心宿。 なかごぼし。
(7)信仰心。 信。
「この月頃まうでで過しつらむと, まづ~もおこる/枕草子 120」
(8)〔江戸の幼児語〕
仲間。
「ああ, あんな馬鹿は~に入れないよ/滑稽本・浮世風呂2」
~が疲・れる
体の奥深くや, 神経が疲労する。
日语词典